研究のこと

1995年1月17日に発生した平成7年兵庫県南部地震による阪神・淡路大震災をきっかけに、木構造の耐震性能評価に関する実大実験に基づく研究をはじめ、現在は、地域による構法の違いが構造性能に与える影響について、特に伝統構法を対象に実験による構造特性の評価を行っています。

1995年度京都大学大学院工学研究科建築学専攻修士論文

木造建築は日本の気候風土に適した構法として歴史的にも意味のある構造である。 構造材としての木材は、炭素を蓄積し、循環させるのに大きく貢献していると言える 壁土も同様に天然材料であるため、環境を汚染することが少なく、循環・再利用が可能な建築材料である。 したがって、これらを用いた建築技術を構造力学の観点から適切に評価して継続利用を推進していくことが重要である。

これまでの卒業論文と修士論文のテーマ一覧です。年度により指導学生数はまちまち(0〜6名)です。修士課程にはあまり進んでくれません。